1 児童の学習や学校給食に影響の無い「平成22年度(来年度)の夏休みの前後を含んだ2ヶ月間」に給食室改修工事ができない理由?(質問した保護者がいますが、大学は回答しません。)


 平成21年9月29日、国立大学法人福岡教育大学(学長:大後忠志)〔以下、大学と言う。〕は、管理下の小学校3校(附属福岡小学校・附属小倉小学校・附属久留米小学校:児童総数1479名)において、平成21年12月1日〜平成22年1月29日までの冬休みを含む2ヶ月間にわたり、学校給食を停止して給食室の改修工事を行なうと発表しました。大学は平成21年9月29日と同年10月5日に、プリントを配布して保護者に説明した(附属小倉小学校の場合)としていますが、工期は2ヶ月の長期におよび、何故、児童の学校給食の実施に影響の出ない、平成22年度(来年度)の夏休み期間前後を含めての2ヶ月間で給食室の改修工事を行なわず、今年度の冬休み期間(平成21年12月1日〜平成22年1月29日)に急遽、給食室の改修工事を実施するのかに関しては、保護者に全く説明がありません。(質問した保護者がいますが、大学は回答しません。)平成22年度の夏休み期間前後を含めての2ヶ月間に、給食室の改修工事を行なえば、学校給食を停止する必要は(殆ど)無く、児童の学習や給食への悪影響は最小限に抑えられます。未だ、大学が、今年度の冬休みを含む年末・年始(平成21年12月1日〜平成22年1月29日までの冬休みを含む2ヶ月間に)に給食室の改修工事を強行しようとする理由が明らかになっていません。万一、(一般的には、年度末の道路補修工事のように)年度内の予算消化のために児童の給食を停止してまで給食室の改修工事を強行しようとしているのであれば、“本末転倒”であり、あってはならないことです。大学は、法令を遵守してあらゆる努力をして、附属小学校児童1479名への学校給食の実施に努力するべきです。児童への悪影響がどうしても避けられないのであれば、工期を、児童の学習や給食への悪影響が最小限に抑えられる、平成22年度の夏休み期間前後を含めての2ヶ月間に設定するべきです。



2 大学が、冬休みを含む2ヶ月間(平成21年12月1日〜平成22年1月29日まで)に、給食室の改修工事を強行した場合の弊害として以下5点が挙げられます。


1 工事期間内の長期学校給食停止で、児童は、調理パン購入、弁当持参等を強いられる。(食育・栄養・健康管理面に問題)
2 改修工事の騒音で授業に悪影響。(騒音問題:給食室と教室は同一建屋内にあり、更に中庭で騒音が共鳴する。)
3 学級閉鎖が頻発(小倉校)するほどの“インフルエンザパンデミック状態”の更なる悪化。(食育・栄養・健康管理面に問題)
4 年末年始の多忙時期に長期弁当作成等、児童の家庭への負担が急増。(家族の健康:弁当作成の負担)
5 特に児童の両親が共働きの家庭で長期昼食の弁当作成による時間・経済的負担が増す。(経済的問題:弁当作成の負担)

3 附属小倉小学校PTA「育友会(張徳男自称会長:不正選挙)」は、学校の意向に唯々諾々


先日は、『弁当の日』との演題でPTA主催の講演会(平成21年11月12日)を開いた程の情けなさです。上(学校)を向いた運営で保護者全体の意向を一度でも聞こうとしたことはありません。

4 議論する内容の虚しさに我ながら情けない思いです。


 給食に係る法規〔日本国憲法・教育基本法・給食法〕を遵守して、国の宝である児童に給食を適切に提供することは、附属小学校3校(福岡・小倉・久留米)の設置者である、国立大学法人福岡教育大学(学長:大後忠志)の当然の務めです。
 小学校児童をあらゆる障害から守り、適切な学習環境を提供すべき立場の設置者である大学が、事もあろうに、児童の学習にとって不可欠な学校給食を長期間に亘り停止する上に、更に学習中の児童を教室と同一建屋内の改修工事の騒音や振動のもとに晒すのです。
 国立大学法人福岡教育大学(学長:大後忠志)は、附属小学校3校(福岡・小倉・久留米)の“設置者”としても、また、いみじくも教育者の養成機関としての“教育者”としても、重ねて自覚と配慮に欠けています。
 このまま、学校給食長期停止措置を撤回することなく強行すれば、附属各小学校の約100年に及ぶ歴史と伝統に汚点を残すこととなるでしょう。

5 もっと児童を大切に思ってください。


 暖房設備の無い12月1月の寒い教室で、子供達は、きっと、出来たての暖かいご飯や汁物の学校給食を楽しみにしていることでしょう。冷たかった手足も給食で、ほかほかと温まることでしょう。 
 文科省に報告している、附属小学校3校(福岡・小倉・久留米)の、平成21年度年間行事予定表の“2学期給食終了”“3学期給食開始”の通り、通常授業(全日授業)期間における学校給食の確実な実施を、国立大学法人福岡教育大学(学長:大後忠志)に対して、心から強く要望いたします。

6 先日の附属小倉小学校で開催された『弁当の日』講演終了後の学校関係者の発言に関して


 『弁当の日』との演題でPTA主催の講演会(平成21年11月12日)の一節
〔前略〕・・・・・〔中略〕・・・・・
(0秒)皆尺寺「本当は 給食が 今日の(講演)、又、皆さんには、12月・1月にお弁当を持って来て頂くようなことには、大変(アノー)心苦しく思っていたんですが〔後ろめたさからか、支離滅裂〕(17秒) 弁当もなかなか(いいところがあるようですね)」【(やはりその話かとの)聴衆の失笑が会場に広がる】
(20秒)佐藤『それは話がちがいますよ』〔2秒間〕着席したままで、 (22秒)皆尺寺「よさそうですね」
(23秒)佐藤『ちがいますね』〔1秒間〕着席したままで
(24秒)皆尺寺「なんですか」
(26秒)佐藤『それとは話が違いますよ』〔2秒間〕着席したままで
(28秒)佐藤『お弁当が給食に代わるなんて、先生は、言っていませんよ。S藤先生は』〔3秒間〕着席したままで
(31秒)皆尺寺「今の話を聞いて、そんな受け取り(方)しかできない人は、それなりの心の持ち主です」
(38秒)佐藤『何を勝手なことを言うんですか。余計なこと(給食停止の言い訳に結び付ける)を言うべきではない。(せっかくの講演が台無しである)』〔4秒間〕着席したままで
(42秒)【(今回の講演内容に疑問を持った聴衆のものか)会場に拍手が沸き起こる】・・

7 また“耐震”に関しては


 附属小倉校では、“耐震”の文言は一切使われておらず、給食室改修工事の説明には無関係ですが、他校(福岡校・久留米校)では、耐震工事なのでしょうか。どうも根拠の無い発言と思われますが。それにしても、学校の『給食室』が、耐震工事の最優先で、地域住民の避難所に指定されているとは・・?そんなに今の給食室が広いのでしょうか。耐震工事をするなら、優先順位は、児童の教室や避難場所である体育館等でしょう。
 それに、附属小倉小学校児童も含め学校周辺富野地区の避難場所は、残念ながら、お隣の富野小学校です。これもまた情けないことです。学校関係者が避難場所を知らないで、児童の避難誘導ができるのでしょうか。災害にも増して学校職員が避難場所を知らないどころか、誤認していることが恐ろしいと感じます。【 防災情報北九州】小倉北区のアドレスhttp://kitakyushu.bosai.info/hinan/kokurakita-table.html

8 緊急性の無い“附属小学校給食室改修工事”に伴、“2ヶ月間の長期に亘る学校給食停止”に関連して“小学生自身に弁当作りをさせるべきだ”との趣旨の発言が頻繁に見受けられます。


 前文でも、紹介致しました【自然食通信社“弁当の日がやってきた”竹下和男著】の中では、『お弁当の日』の実施に当たり、小学校の、5・6年生の1・2学期の家庭科の授業を“お弁当作りの準備”にあて、包丁や火の扱い、栄養のバランス、食材の流通を通しての経済・社会問題等を学校で学んだ上で、2学期の10月以降に月に一回だけ(年に5回程度)の『お弁当の日』を設けたのです。

 著者(当時校長)は、この計画を小学校全保護者の前で堂々と発表して了解を得ています。(質問や意見に耳を傾けて説明しています。)このような周到な準備や説明もなく、思いつきの軽はずみな“小学生自身に弁当作りをさせるべきだ”との乱暴な趣旨の発言は、厳に慎むべきです。 

 また、お弁当に関する講演をされた大学の先生も、大学生を対象にして、 “自らのお弁当作り”を提案(著書にて)されておられましたね。

9 何故か、12月1日から翌年1月29日まで、荷物(お弁当)が1つ増えた小学生(特に1・2・3年生児童)にとって,


 何故か、12月1日から翌年1月29日まで、荷物(お弁当)が1つ増えた小学生(特に1・2・3年生児童)にとって、お弁当は、けっして軽いものではないでしょう。
 北九州の冬は、かなりの積雪が予想されます。雪の降る冷たい風の朝に、勉強道具の詰まったランドセルを背負い、手には“傘と手提げカバンとお弁当”を持った児童達が、慣れない雪で転びそうになりながら通学する姿が目に浮かびます。
 そんな状況の、国立大学法人福岡教育大学(学長:大後忠志)附属小倉小学校(校長:飯田史也)において、給食室改修工事による学校給食長期停止期間(H21年12月1日からH22年1月29日までの2ヶ月間)に、誠に残念ながら、一週間(H21年12月4日からH21年12月10日まで)に亘る“学級閉鎖”が発生してしまいました。インフルエンザの流行時期は12月から翌年4月ぐらいまで、とされていますので、まさに、そのインフルエンザ流行予測期間の真っ只中で、学校は、給食を長期に亘り停止したのです。

10 学校児童の危機管理体制に関しての着意や知識を、上記のご両名は持ち合わせておられるのでしょうか。


 今からでも、遅くはありません。小学校児童の健康管理のあるべき姿を“栄養”“給食”の観点から再確認して、適切な対応を具体化して下さい。例えば、給食停止期間を短縮して来年1月からは、文科省に報告した年間予定どおりに本来の給食を実施するべく、作業工程表を見直して工期を短縮するとか、工事内容の一部を春休み期間(平成22年3月下旬から4月上旬まで)に変更する等です。
 もっと児童の置かれる環境を予測して、学校の運営に当たって下さい。日本の将来は、日本人の児童・生徒・学生達“若者”が、いかに学習・成長するかに繋っているのです。私達大人の都合で、若者の学習や成長を阻害してはなりません。 
 はじめに戻りますが、学校給食を食べられない附属小学校児童達を思い、せめて、北九州の冬が積雪の無い暖かい冬になることを、心から祈っています。

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